セニングシザー(スキバサミ)には表と裏があります。
セニングには表と裏があるのはご存知だと思います。
セニングの刃は普通のカットシザーと違い動刃と静刃で形が違います。つまり、ハサミをひっくり返して使ったときに上に来る刃の種類が変わるのです。
そんな特徴のあるセニングシザー。
実は表と裏でカットしたときのカットライン(シルエット)が変わるのをご存知ですか? つまり1本のセニングで二通りの使い方が出来るのです。
先ずは表側を使用した場合のライン 。
表側ということはシザーを握って「HAYASHI SCISSORS」という文字が見えている側ということです。 向かって手前側が静刃(櫛目の刃)という形です。
カットしているのが下の写真。 櫛のある目(静刃)の方は切れずに髪が残ります。 それに対して動刃の方は髪がカットされるので残るラインは下の図のようになります。

次に裏を使用した場合のライン。
裏側ということはシザーを握ってハヤシ・シザースのロゴマークが見えている側ということです。
向かって手前側が動刃(カットする刃)という形です。
カットしているのが下の写真。
櫛のある目(静刃)の方は切れずに髪が残ります。
それに対して動刃の方は髪がカットされるので残るラインは下の図のようになります。

セニングの表と裏を使って実際にカットして比較してみる
今回使用しているセニングシザーは30%スキ量のセニング(ワイドセニング・左利きモデル)です。
カット方法は先ずは基本の形を整えた後、左右それぞれに先端部分の5cmぐらいに5回カットを入れていく事でラインを作っていきます。
(カットしていただいている美容師の先生は左利きです)
(ハヤシ・シザースのシザーは、左利きモデルも充実しています)



セニングの表を使うと長い髪が内側に残ったカットラインで重なり合うので、ラインとしては襟足が長めのスリムなライン(ピークが上にある)が形成されます。
セニングの裏を使うと長い髪が外側に残ったカットラインで重なり合うので、ラインとしては襟足の短めのボリュームある(ピークが下にある)ラインが形成されます。
一本のセニングシザーの表と裏を使い分けるだけで新しい表現方法が見つかります。
左右非対称の刃、そこにはいろんなマジックが隠されているのです。





















